永澤美保(同調的共生)、久保孝富(データサイエンスセンター)、菊水健史(社会内分泌)
イヌはヒトとの共生の長い歴史の中で、ヒトに似た社会的認知能力を獲得しました。その結果、本来は同種母子間等に見られる特別な関係性「絆の形成」が可能になり、現代のような伴侶動物になったといわれています。
イヌは視線を、ヒトの幼児と同じように、飼い主からの保護行動を引き出すために利用していると考えられています。本研究は、イヌの視線が飼い主の情動を変化させ、社会的に機能しているか明らかにすることを目的としています。すでに撮影済みのイヌと飼い主の行動を解析し、自律神経活性との関連を調べます。
地道な努力が必要な実験です。自己管理ができる方を募集します。また、研究室のゼミにも参加していただきます。