一戸登夢(附属動物病院)、久世明香(伴侶動物)、青木卓磨(小動物外科)、永澤美保(介在動物)、菊水健史(介在動物)
骨関節炎(OA)は犬猫で一般的な関節炎で、成犬の約20%、成猫では60%以上で罹患しています。OAは関節全体に炎症プロセスが生じ、不可逆的変化が起きる慢性進行性疾患です。そのため早期発見が重要ですが、OAの症状悪化は漠然としており、特に動物病院という慣れない環境では、検出出来ないことがあります。
本研究プロジェクトでは、OAを生じた犬・猫に小型加速度センサを装着し、日常的な活動量を測定します。そのデータを診断に役立て、治療法の有効性を検証します。さらに得られたデータを獣医療関係者・飼い主へフィードバックし、治療やコミュニケーションの改善に役立てることを目的とします。
やる気があり、根気強く物事に取り組める人、コミュニケーションをとることが出来る人。